理想のお相手を見つけ出して、幸せな結婚生活を送るためには、大まかであっても婚活プランを立てることが重要です。無計画のままやみくもに婚活を始めても、なかなかうまくいかないもの。ですから最初に自分の生活サイクルや仕事の状況、収入、どれくらい時間が確保できるかなどを洗い出し、どのような婚活スタイルであれば無理なく活動できるか、婚活プランを設計しておくと効率的な婚活ができるはず。
ここでは婚活プランの設計に必要な項目と、スマートな婚活をするための流れやコツをご紹介していきます。
婚活の予算を立てる
毎月どれくらいの収入を得ているか、貯金はどれくらいあるか。 婚活にどれくらいのお金をかけられるかによって、婚活スタイルを選択するようにしましょう。男性の場合は特に「結婚生活が成り立つだけの経済力」がなければ、どのような婚活スタイルを選んでもマッチングできる可能性は低くなります。たとえば高収入の単発アルバイトで生計を立てている男性より、公務員など毎月安定した給料が見込める男性のほうが、婚活では優位に立てます。
こうした経済的な事情を踏まえた上で、単発で参加できる婚活パーティーで婚活を始めるのか、無料使える婚活サイトにエントリーしてみるのか、ある程度まとまったお金を払って結婚相談所に入会するのかを決めます。金銭的な余裕がある場合は、結婚相談所での婚活と婚活パーティーを同時に活用することもできますが、いちばん大切なことは自分の収入に見合った活動をすること。婚活サービスで異性と出会ったあとはデートなどにもお金がかかりますし、結婚が決まれば結婚式や新居なども考えなければなりません。
目前の婚活単体で考えるのではなく、全体の流れを把握してから「婚活期間中にかかる費用の合計と結婚するために必要な費用の総額」をイメージした上で、なににいくらくらい使えるのか、予算立てをしておくようにしましょう。
婚活の期間を決める
一日も早く結婚したいのか、1年以内にできればいいのか、2~3年以内にできればいいのか・・・によって、婚活設計はまったく違うものになります。特にお子さんがほしいと考えている女性の場合、20代であれば時間の猶予がありますが、30代であればのんびりと構えている余裕はありません。以下に婚活期間を目安に、おすすめの婚活サービスをあげておきます。
しっかりと自分で期間を決めて婚活をしないと、いつまでも婚活を続けることになりかねません。婚活プランを立てるためには、婚活期間の設定は不可欠。ダラダラと無計画に婚活しても、お金と時間が無駄になるだけ。仕事のプロジェクトを進めるのと同じように、プランに沿って活動していくようにしましょう。
婚活のモチベーションを高くする
あなたはどうして婚活したいと思ったのでしょう。地元の友人がみんな結婚しているからですか?それともご両親を安心させたいからでしょうか。どうして結婚したいのか、じっくりと考えたことはありますか?
婚活をスタートさせる前に、自分はどうして結婚したいと思うようになったのか、しっかり足元を見るようにすべきです。なんとなく結婚しないと決まりが悪い、世間体が気になる、親が結婚しろとうるさい・・・。そんな理由で婚活を始めたところで、前向きな活動ができるとは到底思えません。
婚活を楽しむのは悪いことではありませんが、つぎからつぎに気持ちが揺れ動いて、デートを楽しんで終わり、というのでは、いつまでも結婚に結び付く関係を築くことはできません。それならいっそのこと出会い系のサイトに登録して手っ取り早く恋人探しをするほうがまし。身元の確認が取れる正規の婚活サービスを使って婚活するのであれば、なんのために結婚するのか、どうして結婚したいのか、いま一度しっかり考えてみることをおすすめします。婚活プランを設計する前に、どこまで本気で結婚したいと考えているのか、自分に問いかけてみてください。本気度が高ければ高いほど、婚活のモチベーションも高まるというもの。結婚という成果を手に入れる最短距離を行きたいのであれば、まず自分の気持ちをトップギアに入れるべきでしょう。
婚活を積極的にスタートするのは20代後半から30代前半と言われています。厚労省が発表している「人口動態統計の年間推計」によれば、男性の平均初婚年齢は31.1歳、女性の平均初婚年齢は29.4歳で、初婚年齢はここ10年でどんどん上がっています。この平均初婚年齢を迎える、アラサーといわれる年齢に達したころ、「そろそろ結婚しないとヤバイ!」と女性は感じるようになります。
一般的に高齢出産と言われる35歳までに出産したいと考える女性がほとんどですから、逆算すると20代後半から30代前半には結婚しておかないと間に合いわない、という計算になるわけです。だからこそ20代後半から30代前半の未婚女性は本気度の高い婚活をしているのです。
一方男性の平均初婚年齢は31歳ですが、地方と都心部ではかなり状況ガ異なるようです。たとえば東京は全国平均より1.7歳も上の32.4歳が平均初婚年齢。30代前半の未婚率はじつに約半数の46.5%にものぼります。女性と異なり子作りの年齢的なリミットを感じることは少ないですし、結婚して子育てなど家庭に縛られたくないという気持ちが30代のうちは強い、といえるかもしれません。
会社の同僚や田舎の友人が結婚したりすると、30代の男性も少しずつ結婚のプレッシャーを感じるようになりますが、まだまだ仕事も遊びも楽しく、シングルライフを謳歌したいという気持ちのほうが強いため、婚活の意識は低いといえます。 40代になってはたと気が付くと自分だけが独身だった、故郷の両親を安心させるためにもそろそろ結婚しなければ・・・と、急激に焦りを感じるようになるのがアラフォー世代。結婚相談所などで真剣に婚活している男性に40代が多いのは、こうした理由からなのだと思います。
男女ともに言えることは、結婚したいと思った年齢で婚活を始めたのでは遅い!ということ。たとえ結婚相談所で結婚相手が見つかり1年以内に成婚退会したとしても、そこから結婚式を挙げて家庭を持つまでにはさらに時間がかかるもの。婚活を始めてから結婚生活をスタートさせるまで、どれくらいの費用と労力がかかるか、実際に行動に移してみなければわかりません。 婚活プランを立てても予定どおりにうまく行かない可能性もありますが、失敗を恐れて動かないよりは100倍も1,000倍もまし。一度立てた婚活プランがうまくいかないようだったら、別の婚活方法を選びなおして設計し直せばいいのです。