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子どもへの配慮

親が子どもの結婚を手伝う、本当の理由

結婚どころか異性に興味を示さず、交際歴ゼロの娘や息子が心配で居ても立ってもいられない! だから代理婚活でも代理お見合いでも、少しでも子供の結婚の可能性が広がるのであれば、親が積極的に動くべき――と、ここまでは代理婚活をする親の気持ちの代表的な意見でしょう。ですが、必ずしも子供のしあわせを願って動いている親だけではないように思います。
結婚相談所のパートナーエージェントが60歳以上の親へのアンケートで子供の結婚について調査したデータが公表されているのですが、「子供の幸せのため」と「子供の生活の安定(経済的・健康面)」を挙げる人が多くそれぞれ69.8%と57.8%でした。ところが3位以下を見てみると・・・

  • 3位 孫の顔が見たいから  32.5%
  • 4位 家系を絶やしてほしくないから  15.3%
  • 5位 子供と同世代ですでに結婚している人がいるから  10.8% 
    ※「子供の結婚して欲しいと思う理由(パートナーエジェント調べ)

と、ある意味親の都合と言ってもいいような理由で、子供に結婚してほしいと考えいる親御さんが意外に多いことがわかりました。「近所づきあいで未婚だと恥ずかしいから(1.3%)」「親戚づきあいで未婚だと恥ずかしいから(1.0%)」と世間体だけを考えている親は少ないようですが、子供が本当に結婚したいかしたくないのかよりも、「結婚しない子供がいると、親としての立場が悪い」というのが本音であるケースも少なくないのではないでしょうか。

そこでいま一度、代理婚活のメリットとデメリットについて整理しておきたいと思います。

代理婚活のメリットとデメリット

親にとっても子供にとっても、婚活サービスに頼らず自然な出会いで結婚できることがいちばんですが、子供に「結婚しないとまずい」という危機感がない限り、本人が婚活に目覚めることはないかもしれません。そんなときの手段として代理婚活には、以下のようなメリットが考えられます。

メリット

  • 最初は若干強引なきっかけ作りとなるかもしれないが、そっと背中を押すことで本人に「結婚しよう」という自覚が芽生える
  • 親子のあいだに共通の目標ができることにより、コミュニケーションの頻度が高まり、親子関係が緊密になる
  • 同じような立場の親御さんたちと知り合うことで、悩んでいるのは自分だけではないという安堵感と共感が得られる
  • 親同士の相性が良ければ、結婚後の両家の関係も良好な状態を維持できる
  • 理想の嫁・理想の婿候補を探すことができるため、結婚にいたればのちのち楽しみが増える

幼稚園や小学生の頃は習い事や塾など、親が子供の進むべき方向にレールを敷いてあげたと思います。この代理婚活もそれと同じような意味合いが強く、子供がしあわせな結婚をするためのきっかけ作りができる、ということが最大のメリット。ただし、いいことばかりではありません。

デメリット

  • 子供の意思を尊重せず、親だけが暴走している可能性は否定できない
  • そもそも子供の本当の気持ちが理解できていない(もしかしたら結婚したいと思っていないかも?)
  • 自分の子かわいさに息子や娘の市場価値を正確に把握できていないため、代理婚活の活動により傷つく場合も多い
  • 親がいいと思う相手と、子供がいいと思う相手が一致せず、いつまで経ってもお見合いが成立しない
  • 親の心子知らずと、意見の食い違いや対立などが生じて、親子関係が悪化する

さらにご主人や奥方、周囲から代理婚活への理解が得られないときなどは、自分だけが悪人扱いされ空回りしているような、むなしい気持ちになることもあるいいます。代理婚活は心身の疲労を強く感じる傾向が強いので、あなたの悩みを聞いてくれる相談相手をひとりでもいいので確保するようにしてください。

子供の個性を尊重し配慮を怠らないこと

代理婚活というスタイルは目新しいように思えますが、そのシステムの根本は昔のお見合いと同じようなもの。上司や親戚に設定されたお見合いと違うのは、あくまでも本人の意思が最優先されるという点。ですから、「あなたにはこういう人がいいの」「親の言うとおりにすれば間違いないから」などと親の意見を押し付けてしまうのは良くありません。

若者にとって恋愛結婚が難しくなり、晩婚化・未婚化はますます進むと予想されています。地方自治体なども街コンのような形式で男女に出会いの場を提供したり、婚活サービスもバリエーションが豊富になったりと、さまざまな角度から結婚を促す試みが実施されています。大規模な代理お見合いパーティーなども、こうしたニーズに応える形で増えていくかもしれません。ですが、こうした時代の流れに乗る前に、お子さんとしっかり向き合って本人の気持ちや悩みを聞いてあげること。お子さんもれっきとしたひとりの大人なのですから、個人としての考えや人生観、価値観などを尊重すべきでしょう。

 仮にコミュニケーションがうまくいかず、代理婚活をする前より親子間の距離が離れてしまったと仮定します。そんなときに少し冷静になって考えてほしいことは、そもそもあなたがお子さんのことをどこまで理解しているか、ということ。

  • 子供の頃から他人とのコミュニケーションが得意だったか、苦手だったか
  • 結婚(恋愛)するために必要な経済力や、家庭を担う資質を持ち合わせているか
  • 他人の意見に耳を傾け、自らの過ちを正していけるタイプか
  • 親兄弟や親戚に対して心を開き、自分を理解してもらえるように動けるタイプか
  • もしこのまま結婚せず一生独身のままだったとして、それが本人にとって不幸なことか

そしてちょっと酷な問いかけにはなりますが、「お子さんに『結婚っていいものだな』と感じさせるような家庭だったか」。勉強でもスポーツでもそうだと思いますが、いいお手本が目の前にあるとないとでは、大きな違いが出てくるものです。自身の結婚はうまくいかなかったけど、子供にだけはまともな結婚をして欲しい・・・そう願う親心はわかりますが、別の角度から見ればそれも親のエゴ、でもあります。

先日発表された「第9回20~40代の恋愛と結婚」(明治安田生活福祉研究所調べ)のアンケートによれば、20~30代女性の15%、40代女性の21%が「結婚に希望が持てない」と答えているそうです。恋愛ができないというだけでなく、経済的な先行きに不安があるなど複合的な要素が絡んでいますが、「苦労をして結婚するくらいなら、独身のまま自由に過ごしたい」と考える若者が増えているのは事実。

男女とも結婚して当たり前な時代ではないということも、頭の片隅に置いておくべきでしょう。ただ、同じアンケートに興味深いデータも載っていました

  • 20代未婚男性の4人に1人の婚活に親が関わっている
  • 代理婚活やアドバイスをされた未婚の男女の6割以上が「親が婚活にかかわってくれて助かった」と答えた

この数字を見る限り、母親や父親の助けがないと結婚できない若者が増えているとも取れますし、同時に代理婚活のようなスタイルがもっと広く受け入れられるようになっていく可能性があるかもしれません。親としては子供が助けを求めているときにサッと手を差し伸べることができる距離で見守り、正月休みなどのタイミングでさりげなく本音を聞きだすところから、代理婚活の第一歩を始めてみてはいかがでしょうか。

「いつ結婚するの!?」「結婚する気はあるの?」「そのままじゃ一生独身よ!」などと、くれぐれもヒステリックに叫ばないように気をつけてくださいね。

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